鳥の歌

先週からWDRのお仕事が始まりました。

 

早速、例の現代曲と今週末に本番のあるストラヴィンスキーに取り組んでいます。  

半分予感は的中。

 

現代曲では新しい楽譜の景色に、目を白黒(@_@)

ストラヴィンスキーでは慣れないロシア語と

見失いそうなテンポの速さに、こちらもまた目を白黒(@_@)

(だって、みんな、1か月も前からお稽古してたなんてズルイ・・・)

 

さて、そんな頭の中がねじれそうなお稽古の中、先週の日曜日に、

ブリュールで行われた「鳥の歌」コンサートで歌ってきました♫

 

ブリュールという町は、ケルンから電車で15分ほど行ったところにあります。

今回初めて訪れましたが、駅を降りると黄色い素敵なお城があり、

ケルンの喧騒を忘れさせるほど穏やかで緑が多く、なんとなくウィーンを思わせます。

規模はもっともっと小さいですけどね。

 

今回はお城のお隣にあるクリストゥス教会というところで演奏しました。

「鳥の歌」がテーマのコンサートということで、

それぞれ鳥を題材とした作品を

詩の朗読と、歌、ヴァイオリンの演奏によってお届けしました♫♫

 

朗読では古い時代の詩から、ゲーテの手紙、おとぎ話の一節にいたるまで、

いろいろなものを聞くことができました。

語りの方がとても表現力豊で、情景が目に浮かぶようでした。

お客様にはお子さんやお年寄りの方も多く、

なんとも和やかな雰囲気でした。

 

私はソロで、

グリーグ:Die verschwiegene Nachtigall

マーラー:Ging heut morgen uebers Feld

ショーソン:Le Colibri

そして、シューマンとメンデルスゾーンのデュエットをソプラノのNinaと一緒に歌いました。

素朴な曲ばかりですが、それぞれにキラリと光る素敵な曲ばかり。

 

しかし、鳥をテーマにといってもたくさん作品があるものですね。

ナイチンゲール、つばめ、カッコウ、白鳥、スズメ・・・・

 

地上に生きる人間だからこそ、

空を自由に飛び交い、美しい声で歌い、自然の理に沿って生きる鳥に

おおきな夢を見たのでしょうか。

 

いつの時代も、人は鳥にあこがれを抱いていたようです。

 

鳥はなぜ歌うのか。

なぜ人は鳥を歌うのか。

 

空を仰ぎ、目を閉じると、いろいろな感覚がさえてくるのがわかります。

自然に生きるっていいですね

すーっと肩の力が抜ける、いい機会をいただきました。